洗車後に水滴をふき取らないと、薄っすらと白っぽい水滴の跡が残ります。
イオンデポジット(ウォータースポット)と呼ばれるものです。
イオンデポジットを防ぐためには、洗車後、乾ききる前に水滴を拭き取りしなければいけませんが、拭き取り作業は結構、面倒な作業です。また、水滴の拭き取りは塗装面の細かいギズの原因にもなります。
さらに、イオンデポジットは乾燥すると落ちにくくなり、長期間放置すると塗装面を痛める原因にもなります。また、フロントウィンドウに付くと、雨天時の視界が悪くなるなど大変、困りものです。
これは水道水を数滴垂らし、乾燥させた後の写真です。
水滴の跡 |
そもそも、水道水には残留塩素やカルシウム、マグネシウムといったミネラルなどが溶け込んでいます。
残留塩素は水道水の雑菌の繁殖を抑えるためのものです。ミネラルの含有量は水の硬度と呼ばれ、ミネラルの含有量が多い水を硬水、少ない水を軟水といいます。
水道水の残留塩素0.1~0.2mg/L |
水道水の硬度20~50mg/L |
イオンデポジットは、このように水に溶けている物質が原因で発生します。
もし、イオンデポジットがなければ、洗車がとっても楽になります。
水滴の拭き取りいらずで塗装面の細かいキズの防止にもつながります。
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